子供の想像力は無限だって思いませんか?
大人になると、なぜかその自由な想像力が消えてしまいがち。子供のような柔軟な発想ができなくなってしまいます。
子供はまだ知らない世界のことを、そのたくましい想像力で補っていきます。そして、実体験していくと、現実と想像の世界がどんどんすりあわされていきます。
彼らのイメージする力をしっかりと表現させるには、形にすることが一番です。
想像はイマジネーション。創造はクリエイティブ。
創造力は天性の才能だと思っていませんか?創造力は鍛えることができる能力なんです。
頭の中でイメージしたことを、新しい形としてアウトプットさせることで、その二つの能力は高まっていきます。
今回は、子供の自由な発想を声に出して形にするゲームと、それを発展させて遊びを広げる方法をご紹介します。
あなたのお子さんは、将来どんな人になるんでしょうね?
子供の想像力を伸ばすファンタジー
ファンタジーを体現化することで、子供のワーキングメモリーが高くなったという実験結果があります。ワーキングメモリーとは、「作業記憶」。短時間に情報を記憶し、同時に処理していく能力のことです。
イメージを膨らませてそれを使った遊びをすることが、色々な能力へと発展していくのは不思議ですね。
今回ご紹介するゲームは、「ローリーズ・ストーリー・キューブス」。9つさいころで出た目の絵をつなげて、1つのお話を作るというゲームです。
ローリーズ・ストーリー・キューブスの遊び方
- プレイ人数:1人~
- プレイ時間:約10分
- 対象年齢:6歳から
ローリーズ・ストーリー・キューブスは、9つのサイコロを使ってお話を作っていくゲームです。
9つのサイコロには絵が描いてあります。その絵をどのように解釈してもOK。
まずは、9つのサイコロを振り、出た絵を繋げて1つのストーリーを作ります。絵を物語で登場してくる順番にならべ、むかーし、むかし・・・で物語はスタート。
想像力を働かせて、物語を自分の力で創造する。イメージを形にしていくゲームです。
勝ったり負けたりと勝敗を決めることはないので、子供一人でも楽しく遊べます。答えは一つだけでなく、間違いのストーリーはありません。
子供一人でも遊べるのですが、子供の話をしっかり聞いてあげながら、時々さらに想像が膨らむような質問をしてあげるといいですね。
例えば、色や温かさ、どんな音がするのか、やわらかい?匂いはどう?など、五感をフルに使えるような質問がオススメ。
対象年齢は6歳からになっていますが、サイコロの数を減らせばもっと小さな子供でも物語の想像はできます。
ローリーズ・ストーリー・キューブスの遊び方は色々
イラストを見て、どんなものが思いつくか。「手」のイラストなら、「バイバイ」「パー」「こんにちは」「ストップ」など、色々な言葉が出てくると思います。
擬音をさがすものオススメ。「目」のイラストなら「パチパチ」「じーっ」「きょろきょろ」など、語彙を増やすのにも役立ちますね。
子供の想像力を伸ばすだけでなく、表現する力、コミュニケーション力をアップするのにも最適。
ローリーズ・ストーリー・キューブスには、冒険・アクション・ファンタジーもあり現在4種類です。最初はベーシックなものがオススメですが、お子さんの好みに合わせてチョイスしても。
物語を作った後は、それを絵に描いてみるのもオススメ。言葉にした後は、しっかりと形にして表現すれば、さらに創造力が伸ばせます。
ローリーズ・ストーリー・キューブスの口コミ
小学校1年生の娘と遊んでいます。
まだ遊ぶには小さいかなと思ったのですが、すぐにストーリーを作って話し終わり、続けて何度も遊んでいました。子供の想像力は凄いですね。
おじいちゃんおばあちゃんにも話を聞かせてあげたり、家族みんなで楽しんでいます。
今ではサイコロが足りなくなって、他のシリーズと合わせて物語を作っています。話が長くなりすぎて、聞く方も多少疲れるのですが、楽しそうに遊んでいるので家事の間にしっかり聞くようにしています。
子供の創造力を引き出すアイディア
独創性とは思慮深い模倣にすぎない。(ヴォルテール)
創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発見する能力。(与謝野晶子)
プロフェッショナルのようにルールを学べ。そうすることで、芸術家のようにそれを破ることができる。(パブロ・ピカソ)
偉人たちの言葉を借りれば、創造力はパターンを学び、自分の中にたくさんの引き出しを作っておくことで開花する能力のようですね。
子供たちにたくさんの経験をさせて、様々なものの繋がりやパターンを見出していくのも方法ですが、一つのもので集中して遊ぶことも想像力・創造力を伸ばすポイントになりそうですね。