ジグソーパズルで頭が良くなる。脳トレになるって聞いたことありませんか?
ま、マジか?ジグソーパズルをやらせていたら、子供の成績がぐんぐん上がるのか!?
って思ってしまいますけども、そういうわけじゃないんですね。
確かに、ジグソーパズルは子供の能力アップには最適な遊びの一つです。では、どんな能力が育まれ、ジグソーパズルをすることで、どんなことに役立つのでしょうね?
子供の能力をアップする、効果的なジグソーパズルの遊び方を知れば、もっとパズルが楽しくなりますよ!
「ジグソーパズルが得意な子供は頭がいい」と言われている理由を、詳しく見てみましょう。
ジグソーパズルで頭が良くなる?!って本当?
ジグソーパズルと言えば、大人の遊びのように感じますけど、本来は子供のためのおもちゃとして作られたってご存じですか?
ジグソーパズルが生まれたのは1760年頃のロンドン。地図職人のジョン・スピルズベリさんが、木の板を糸鋸で国の形に切って、組み立てると地図になるというおもちゃを作ったのが始まりです。
なんだ、ジグソーさんって人が作ったんじゃないんだ・・・はい。英語がお得意な方はもうお分かり。英語でJigsaw(ジグソー)は糸鋸なんですね。
ちょっとしたうんちくはここまで。ジグソーパズルは本来、子供のために作られた、教材用の玩具だったわけです。
ジグソーパズルは宇宙飛行士の選考試験でも使われてる?
漫画「宇宙兄弟」でホワイトパズル(真っ白な180ピースのジグソーパズル)を組み立てるシーンが描かれているのをご存じですか?
実は、ジグソーパズルは宇宙飛行士の選考試験でも使用されることがあるんですね。
宇宙飛行士になるために必要な、忍耐力をトレーニングするのに最適だとか。
確かに、真っ白なパズルを組み立てるのは難易度も高く、ただ黙々と進めるのではなく集中力に加えひらめきも必要です。
最初から子供にこれを与えてしまうと、ジグソーパズル嫌いになりそうですが(笑)、ジグソーパズル好きだと結構ハマってしまうパズルですよ。
ジグソーパズルは右脳・左脳どちらを使う?
左脳の機能は、言語や数的処理、理論的思考を司るとされています。
一方右脳は、イメージ力や記憶力、想像力などひらめきを司る脳。五感に関係している脳ですね。情報をイメージとしてとらえ、整理し記憶することで、左脳よりも多くの情報量を処理できると言われています。
左脳は普段の勉強や読書などで鍛えることができるのですが、右脳は普段使っているとはいえ、「鍛える」という意味では十分ではないと言えます。
で、ジグソーパズルはというと、主に右脳を鍛え、右脳と左脳の連携を強化するゲームなんです。
パーツのデザインや位置を把握するという作業だけでなく、手を使うことでの刺激も右脳の機能を高めるために役立っています。
左脳で得た情報は、忘れやすいという特徴があります。一方、五感を使って得た情報は忘れにくい特徴があるんです。そこで、右脳と連携して記憶を強化する必要が出てくるんですね。
例えば、こうやって読んでいただいている当サイトですが、ダラダラと文章だけを書いていると、よっぽど印象的なことでも書かない限り、あなたの記憶に焼き付くことなんかありませんよね?
そこで、多くのブログなどで取り入れているのが写真やイラストです。イラスト、図などの挿絵を入れることで、効果的に記憶に残るようになっているわけですね。
印象に残らない文章で、申し訳ない。
ジグソーパズルで子供のどんな能力が鍛えられる?
- 色を判断する能力
- 図形の認識能力
- 記憶知覚統合能力
- 空間把握能力
ジグソーパズルは、一つのピースから全体を想像しますよね?また、完成させるにはパーツの形や位置などを記憶する必要があります。
目で見て情報を取り入れ、イメージして、手でピースに触れる。このような動作は、知覚統合能力を鍛えていきます。
同じパズルで何度も遊ぶことは、完成した絵やピースの位置を覚えるため、記憶力を伸ばすことができますね。ジグソーパズルは集中力を鍛えるだけでなく、様々な能力に関係しているというわけです。
ジグソーパズルは何歳から始められる?
いわゆる、各辺に円状の凸部と凹部のあるジグソーパズルは、3歳くらいからが始める目安になります。
それ以前だと、型にはめていく木製パズルや、凸凹がないタイプで絵柄を完成させる板パズルがオススメです。まずは、型にはめるというルールを覚えることから始めるといいですね。
段階を踏んでおくと3歳ごろからは、凸凹があるジグソーパズルでも、ピースが大きいものだとしっかり取り組んでくれますよ。
さらに、自分の好きなキャラクターなどのジグソーパズルを使うと、集中して遊んでくれるのでオススメです。
年齢別子供用オススメパズル
では、子供の年齢に合わせて楽しく遊べるパズルをご紹介します。
子供が一人で集中してパズルができるようになるまで、親子で一緒に遊ぶことをオススメしますよ。誤飲の可能性があるものは、特に取り扱いに注意してください。
ジグソーパズルが大好きになってきたら、大人用のピースが小さいもので親が遊び始めると、子供が手伝ってくれるようになります。
コミュニケーションを取りながら行うのもいいですし、子供が集中している様子ならお互い黙々と作業を進めてもいいですね。
0歳から遊べるおすすめパズル
まず最初に始めるパズルは、はめ込みパズルがオススメです。
形を合わせてはめ込むタイプのものですね。手に握りやすいこと、色がはっきりしていること、もちろん誤飲の心配がないものが条件です。
口に入れる年齢なので、掃除がしやすいものがオススメですよ。
子供には木製のものを・・・と思うかもしれませんが、プラスチック製は軽くて持ちやすい。さらに掃除が簡単。がーっと洗えばいいので楽ですよ。
対象年齢は6か月から。はめ込みパズルとしてでなく、音を鳴らして遊んだり、積んでみたり、入れ物で遊んでみたりと、結構使い勝手があるのでオススメ。
1歳から遊べるおすすめパズル
1歳からははめ絵パズルがオススメです。特に、持ち手が付いたものがおススメ。この写真の絵柄は、ちょっと気持ち悪いですけどね(笑)
可愛い絵柄を板にはめていくパズルなんですけど、これかなりの勢いで子供が飽きました。ささっとはめてしまい、家の子供は2回くらいして放置・・・
プレゼントでいただいたので、損した感はありませんでしたが(笑)、遊べる期間が短いことは覚えておいてくださいね。
パズル遊びを進めるのには、板パズルを入れておきたいところなので、価格的に頑張らないものがオススメです。
くもんのジグソーパズルは、4ステップに分かれていて、段階を踏んでパズルを遊べる仕組みになっています。普通のはめ込みパズルよりも、ちょっとだけ長く使えるおもちゃですね。
家の子供が比較的長く(と言っても1年程度、時々思い出したように)遊んでいたのがこれです。
モンテッソーリをご存じの方なら、おなじみのお仕事道具です。パーツが小さいので、誤飲の心配がなくなるまでは、子供から目が離せませんが、指先を使うパズルとしては最高です。
2歳から遊べるおすすめパズル
2歳ごろからは、凸凹のないタイプのパズルや、絵柄合わせで遊べ始めるようになります。
マッチング木製パズルで、色や大きさ、形の違いを認識。目と手のトレーニングができるパズルです。
タングラムパズルは、木の枠に入っているものがオススメです。
組合せて様々な形を作るだけでなく、遊び終わったら枠にきちんとはめ込むことが重要。
セイカのパズルは、凸凹なしで30ピースから始められます。1歳半くらいから始めているご家庭も。
家の場合は、紙を食べる子だったので、紙パズルは・・・目を離すと大変なことになりそうで2歳ではまだ始めなかったですね。
台紙にはピースの形と同じラインが付いてあるので、はめ込むときのヒントにもなりますね。
3歳から遊べるおすすめジグソーパズル
3歳からは少しピースの数を増やしていきましょう。凸凹がない板パズルがオススメです。
パチンとピースがハマる感覚は、子供にとって嬉しいようで、パチンとハマるたびに笑顔になるのが可愛いですよね。
板パズルなら300円台からで、豊富な絵柄が選べるこちらのサイトがオススメです。
1歳用からのパズルもあり、年齢別にどんなジグソーパズルがあるのか一目でわかるので、迷ったらこちらで検索してみてくださいね。
子供に人気のディズニーやジブリなどのキャラクターや、アニメ、ゲームなどのパズルが豊富に取り揃えられています。
子供用パズルやパズルグッズがオススメ。大人用も充実してますので、親子で一緒にパズルを楽しんでみてください。
3歳だと50ピースくらい、4歳は60ピースから、5歳は100ピース。みたいに、ピースの数や大きさで難易度を上げていきます。
5歳になると、3㎝くらいの中ピースで遊べるようになりますよ。
子供が夢中になるパズル番外編
ジグソーパズルではないのですが、子供に人気のパズルをご紹介します。
アニマルテトリスは、対象年齢が6歳からなのですが、2歳くらいからでも十分楽しめます。(口に入れないように監視が必要ですが)
カラフルな色と、かわいらしい絵柄もオススメですが、パズルとしてだけでなく積んでみたり、動物園ごっこをしたり、遊び方も色々です。
テトリスとしてパズルを完成させるのも楽しいですが、一つのパーツに複数のパーツがはめ込めて、組み合わせも楽しめますよ。
立体ウッドパズルの対象年齢は6歳から。6歳にはちょっと難しいと思いますが、これは大人も夢中になります。
中国の伝統的な知恵おもちゃで、観察力、想像力、推理力を鍛えるパズルとして人気です。