子供が大人になって社会デビューした時に、特に必要になるのが問題解決能力です。
新たな環境で壁にぶつかったとき、自分で考えられる能力が必要です。
問題解決能力と言っても、勉強などの問題を解く能力だけではありません。さらに、勉強ができる人だけが、問題解決能力に優れているわけではなく、生きる力、いわゆるサバイバル能力にたけている人が、問題解決能力に優れている傾向がありますよね?
勉強ができる人だけが、社会的に活躍しているわけではないのはご存じだと思います。問題解決能力に優れている人は、様々な分野でその力を発揮しているんですね。
子供に必要なのは、考える力。臨機応変に対応できる創造力と実行力。
子供のころから問題解決能力をつけておけば、勉強だけでなくあらゆる面で、彼らを助ける力になるでしょう。
と言うわけで、なんだか難しい話をしてしまいましたが、今回ご紹介するのは「大喜利」として遊んでいる大人が続出中のカードゲームです。
大人が大爆笑できるゲームなのですが、子供と遊ぶとその想像力にはっとすることが多いです。普段の生活での、ふとした気づきを与えるアイディアにもなると思いますよ。
子供が問題に立ち向かう時必要なのは、ひらめきや問題を楽しんでとらえられるポジティブさ。笑って乗り切れられれば、最高です!
問題解決能力を高める?かもしれない(笑)家族で遊べるゲームで楽しんでみませんか?
キャット&チョコレート 日常的なピンチを切り抜けるアイディア
- プレイ人数:3~6人
- プレイ時間:約20分
- 対象年齢:8歳から
今回ご紹介するゲームは、「キャット&チョコレート 日常編」。
様々なアイテムを駆使して、目の前に現れたピンチをどう切り抜けるか発想するカードゲームです。
プレイ人数は3人からですが、2人でも十分遊べます。どちらかと言えば、人数が多い方が盛り上げるゲームです。
カードの種類3種類です。
- チームカード(キャットとチョコレートの2種類)
- イベントカード(宿題が終わらない、家の鍵を閉め忘れたなどトラブルの類)
- アイテムカード(ガムテープ、薬、おかんなどバラエティに富んでます)
発生したトラブルに全く関係なさそうなアイテムを、どう使ってピンチを切り抜けるか。柔軟な発想力、そしてプレイヤーを納得させるプレゼン力が必要なゲームですね。
キャット&チョコレートの遊び方
キャット&チョコレートのルールをざっと説明すると、イベント(トラブル)を手札のアイテムで機転を利かせて解決する方法を宣言。
その解決方法が「いいね!」か「微妙」か、他のプレイヤーに判断してもらい、「いいね!」ならポイントが もらえるという、発想やその場のノリが勝敗を決める、自由度の高いゲームです。
わかりづらいので、ちょっと詳しく説明。
チームカードは最初に1人1枚配り、伏せておきます。 (誰がどっちチームか分からないので判定がフェアに行えます。)
イベントカードの山札、アイテムカードの山札の2種類の山札を用意します。
プレイヤーはまず、3枚、アイテムカードを引きます。
次に、自分のターンになると、イベントカード山札から1枚オープンにします。
山札の1番上、つまり次に引くイベントカードの背中に数字が書いてあるので、それが2なら、 アイテムカード3枚のうち、2枚を使ってイベントを解決する方法を宣言します。
これに対し、「いいね」が多ければ、イベントカードを1ポイントとしてもらい、 「微妙」が多ければ、その場にイベントカードを捨てます。
使ったアイテムカードは捨てて、使った枚数のアイテムカードを山札から引きます。常に手札は3枚持っている状態ですね。
山札から「END」カードが出たら終了。
最初に配られたチームカードを公開します。チームごとに獲得したポイントを合計、ポイントが多いチームの勝ちです。
*奇数人で遊んだ場合は、ポイントの一番多い人と一番少ない人を合計。メンバーが一人だった場合は、プレイヤーの合計ポイントを2倍にして計算します。
キャット&チョコレートの種類
キャット&チョコレートは日常編だけでなく、色々な種類が発売されています。
- キャット&チョコレート 幽霊屋敷編
- キャット&チョコレート ビジネス編
- キャット&チョコレート 学園編
- キャット&チョコレート 冠婚葬祭編
- キャット&チョコレート ガチャピンチャレンジ編
- キャット&チョコレート 非日常編
まずは日常編でプレイしてみて、気に入ったらシリーズを揃えてみるのも面白いですよ。
キャット&チョコレートを親子で楽しむには
7歳の男の子と5歳の女の子と一緒に遊んでいます。
意外とお父さんお母さんも、考えたりします。あっさり解決できそうなトラブルもあれば、「そもそもこのアイテムでどうしろと?」となることも。意外と常識の中で生きてきた大人の方が、苦戦するかもしれません。
子供たちは一生懸命、自分で答えを見つけようとします。このカードを出せば勝てる、など決まったものではなく、かつ答えも自分の中にあるので、人にどうすればよいか聞くのではなく、自分自身で考えた答えを一生懸命発表しようとします。
子供の問題解決能力を鍛えるには?
- 物事を色々な角度からとらえる力
- 想像力とシミュレーション能力
- 自分の行動を客観的に把握できる力
- 経験や知識を活かし行動に移せる決断力
- コミュニケーション・プレゼン力
子供の問題解決能力を養うためには、このような力が影響してきますよね。
キャット&チョコレートは、日常的なトラブルを、何でこんなアイテムで解決しなきゃならんのだ?という理不尽な条件で、周りの人を納得させる必要があります。
まぁ、普段の生活でこんな条件で問題を解決する場面に出会うことは、まずないんですけどもね(笑)
笑いを取って解決するもよし、柔軟な発想力で解決するもよし。
奇想天外な回答だったとしても、子供が自分の考えを発表する訓練として利用するのもアリですよ。