世界的なゲームデザイナーのライナー・クニツィア作、日本の戦国時代を舞台にしたボードゲームのご紹介です。
サイコロを振って、城を攻め落としていくゲームでルールは単純。子供たちと一緒に盛り上がれるゲームです。
戦国時代・戦国武将好きなお子さんとなら、さらに盛り上がれると思いますよ。
*ライナー・クニツィア
ドイツのボードゲームデザイナー。多くの作品がドイツ・オーストリアでゲーム大賞を受賞している。
代表作「モダンアート」「チグリス・ユーフラテス」「タージマハル」「指輪物語ボードゲーム」「アメン・ラー」など。
チグリス・ユーフラテスなどスマホアプリになったゲームもある。
ライナー・クニツィアの戦国時代の遊び方
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間:約15分~
- 対象年齢:14歳から
「ライナー・クニツィアの戦国時代」というゲームは、子供たちと一緒にやるとなかなか白熱します。
対象年齢が14歳からになっていますが、小学校低学年くらいでも十分楽しめると思います。
「江戸城」や「熊本城」などといった日本の城のカードが14枚あり、これらの争奪戦を行うのですが、そのために使うのが7個のちょっと変わった7個のサイコロ。
それぞれの面に書かれた絵柄は「武将」「騎馬」「弓」「足軽(1~3)」を表しています。
カードにはその城を手に入れるために必要な出目が描かれており、単純にサイコロを振って必要な目を出していきます。
見事その出目を揃えられたら、その城はプレイヤーのものになるのですが・・・そこは戦国時代、敵の城を奪うのは常套手段です。
他のプレイヤーの城を奪う場合は必要な出目が増え、難易度が高くなりますが、決して不可能ではないレベル。
もしどうしても奪われたくない場合は、同じ色の城を全てそろえればOK。得点ボーナスもつきます。
サイコロを振って城を奪ったり奪われたり。最後の城カードが取られた時の合計得点で勝者が決まります。
親子で盛り上がる遊び方プラス
「サイコロを振る」というシンプルなルールなので、出た目にドキドキハラハラするというわかりやすい楽しさがあります。
また、どの色の城カードを狙うか、どこから揃えていくかなど戦略性もあり、欲しい城を取られた時の子供たちの悔しがりようはなかなかのもの。
また、扱っているのが日本史の中でも特に激動の時代だった「戦国時代」であることもポイントが高いように思います。
ゲームを遊んだ結果、実際の歴史の勢力図とは違う形になることが大半でしょうが、そこから「じゃあ、織田信長や徳川家康、豊臣秀吉のような武将はどうやって勢力を広げていったんだろう?」などと、子供たちと一緒に調べてみると楽しく歴史が学べると思います。
おまけになりますが、おすすめのプレイは「武将になりきって」遊ぶことでしょうか。
織田氏や毛利氏といった名だたる武将のように、「山田氏」とか「鈴木氏」などと名乗って、戦国の世に覇を唱えたつもりになるのです。
「あ、山田氏が織田氏を滅ぼしたぞ!」とか「おお、鈴木氏が熊本城攻めに苦戦している!」など解説を入れながら遊ぶと、子供たちもどんどんヒートアップしていってくれると思います。
ライナー・クニツィアの戦国時代が買えない?
現在、ライナー・クニツィアの戦国時代を買えるか探してみたのですが、どこも在庫切れ状態です。あるのはかなり高めの中古品。
このゲームは、有名なゲームクリエイターであるライナー・クニツィアの作品です。
実は、日本語版でなければ買えてしまうんです。
Amazonで調べてみると、アメリカやヨーロッパでは在庫あり状態です。違うのは、日本語版の取説が付いていないのと、カードに書かれた城の名前がアルファベット表記になっていることくらいです。
なので、どうしても欲しい場合はAmazonを使って海外からお取り寄せしてみるのもいいと思います。
アマゾンウェブサイトを下の方までスクロールすると、国を切り替えるところがあります。現在は日本になっていると思いますが、それを日本へ郵送可能な国に切り替えます。
アメリカやヨーロッパに切り替えて、「Edge Entertainment Age of War」で商品検索してみてください。
海外からの買い物では、送料プラス関税がかかりますのが高額な中古品よりも新品が手に入るのでオススメですよ。
ライナー・クニツィアのおすすめゲーム
ライナー・クニツィアのゲームの中で特におススメなのが「バトルライン」です。
2人用のボードゲームの最高峰と呼ばれているんですが、手札を使ってポーカーのように役を作って、9つのフラッグを奪い合う陣取りゲームです。
かなり戦略的なゲームですが、運も必要です。じっくり考えながら進めるゲームですので、将棋をやっているお子さんなら、ハマると思います。
逆に言えばテンポは悪いし2人用なので、ワーワー騒ぐような盛り上がりには欠けますね。
年齢的には小学校中学年以上だと、大人にも勝つことができるようになると思います。