家におもちゃが少なくて子供が退屈してる?テレビばかり見てると・・・

家におもちゃが少ない 子供の発達と知育玩具
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子供は外で遊ぶのが一番!おもちゃは少ない方がいい!

世間で良く言われていることですよね?でも、本当にそうなんでしょうか?

現在のように外出自粛が続いたり、雨で外に出られない日が続くと、外では遊べません。保育園や幼稚園が長期休みになると、子供はずっと家の中。

でも、24時間子供を見ているわけにはいきません。子供が手のかかる年齢だと、仕事や家事をささっと済ませようとして、ついついテレビに頼ってしまいますよね?

子供はテレビが大好き。放っておくと、いつまでもテレビばかり見てしまいます。

テレビをずっと見せてしまうのは罪悪感がある。かと言って、家にはおもちゃも少ないし、退屈してしまうのも仕方ないかも・・・

普段、保育園や幼稚園で知育玩具や遊具を使って遊んでいる子供たちにとって、おもちゃはあって当たり前。

子供に与えるおもちゃは少ない方がいい!などと言われていますが、家の中だけおもちゃを少なくしたところで、今更って感じもしませんか?子供たちはもう、おもちゃの楽しさに慣れてしまっているんですよね。

おもちゃが少なくて家で退屈してしまうのも、当然と言えば当然。

おもちゃが少ないと、子供が創造的な遊びをしてくれる。らしいのですが、そこに最高に魅力的なテレビがあると、確実にそっちに行ってしまいますよね?

私自身、わりとおもちゃがたくさん家にある環境で育ちました。テレビも幼稚園をさぼって良く見ていましたよ(笑)

逆に主人は、木片などを使って遊んでいたそうです。だからと言って、私が想像力が劣っているとは思えません。自称ですが。

家の子供はと言うと、親族が買ってくれたおもちゃには見向きもせず、台所用品や日用品を組み合わせて遊んでいます。ティッシュの空き箱や布切れ、オタマなどを渡しておけばOKなので、おもちゃ代がかからず非常に助かりますが、部屋がどう見てもごみ箱です(笑)

おっと、話が逸れてしまいましたが、結論から言うと、「子供に与えるおもちゃが少ない方がいい」と言うのは、どんな子供にも適応するものではないんですよね。

それも子供の個性や、環境、私たちの考え方によるものではないでしょうか?

家におもちゃが少なくて、子供が退屈してテレビばかり見ているなら、子供が夢中になって知育にもなるおもちゃが家にあると助かりますよね?

というわけで、子供がテレビばかり見ていて心配なら、おもちゃの在り方、テレビの見方を少し考えてみてはいかがでしょうか?

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子供に与えるおもちゃが少ない方がいいって本当?

おままごとセットで遊ぶ子供

よく言われていることは、「おもちゃが少ないと子供がイマジネーションを使うようになる」ということです。

トレド大学の研究によると、子供は少ないおもちゃの方が独創的に遊び、遊びに熱中するという結果が出たそうです。

その研究とは、1歳半~2歳半の子供を4つのおもちゃがある部屋と、16個のおもちゃがある部屋で遊ばせて、その様子を観察するというもの。

おもちゃが少ない部屋では、子供がおもちゃで遊ぶ時間が108%増え、様々な方法でおもちゃを使って遊んでいたそうです。たくさんおもちゃがある部屋では、おもちゃを色々変えながら遊ぶ傾向がありました。

当たり前、と言えば当たり前(笑)

私たちも紙と鉛筆だけの方が、スマホのメモ機能を使うより集中して作業できるのと同じようなことですよね。私がアナログなだけでしょうか?

子供は、おもちゃが少ないとそれをフル活用して遊ぶようになるそうです。

でも、それには少し条件があると思うんです。

子供のおもちゃの対象年齢ってどんな基準なの?

月齢や年齢に合わせて、様々な知育玩具が販売されていますよね?

ほとんどのおもちゃには、対象年齢〇歳以上と書かれています。子供の発達に合わせて対象年齢が決められているわけですが、実際には専門家の間でも合意をすることが難しく、国際的コンセンサスも明確には形成されていない状態です。

では子供の年齢よりも、対象年齢が高いおもちゃを与えれば、子供の能力はぐんぐん高くなっていくのでしょうか?

日本玩具協会がおもちゃの対象年齢を定めるのは、おもちゃは、子どもの「能力(身体能力・精神能力)」と「遊びのニーズ」が合致していなければならないからという理由からだそうです。

子供の能力の発達で重要な手や指の動きは、「握る」⇒「つかむ」⇒「つまむ」へと発達し、だいたい7~8歳くらいで手指の機能が完成すると言われています。

なので例えば、「握る」ことがままならない状態で、「つかむ」おもちゃを与えても、子供にとってみれば全く面白くないおもちゃで、さらにはうまく扱えないので苛立ちも覚えてしまうことになります。

それに、そのような運動発達のスピードが早いからと言って、子供の能力が特に優れているとは限らないんです。

自分の子供が対象年齢に合ったおもちゃを使いきれないのは、少し成長スピードがゆっくりなだけ。また、子供の発達過程を飛び抜かしたおもちゃ選びは、子供の能力を上げることにはつながらないんですね。

子供の発達には、飛び級はないんです。ペースが遅いか、早いかはありますが、どの子も一つ一つの階段を一歩ずつ着実に登って行っている状態です。

対象年齢は参考。自分の子供の発達に合ったおもちゃをセレクトすることが大切です。

ただし、誤飲や誤嚥の可能性があるものには要注意です。お子さんが物を口に入れる習性がなくなったとしても、小さなパーツがあるおもちゃの使用は気を付けてください。

子供のおもちゃ選びのポイント:少ないおもちゃで楽しく遊べるものは?

積み木

少ないおもちゃで子供が想像力を働かせて遊べるものは、遊び方がたくさんあるおもちゃです。

遊び方が決まっていて、一つの遊び方しかできないもの。おもちゃの使い方の説明通りに遊びを進めるものは、いくら知育玩具と呼ばれていても子供の想像力は掻き立てられません。

もちろん、知育玩具は子供の想像力だけをアップさせるために作られたものではないのですが、少ないおもちゃでいかに効率よく(笑)遊んでもらうか考えると、やっぱり遊び方が豊富なおもちゃですね。

でも、家の主人のように木片だけを使って遊びに夢中になれるのは、家にテレビがないご家庭だけのような気がしますが・・・

子供におもちゃは必要?

子供は遊びの世界で生きています。遊びが子供の仕事でもあるんですね。

なので、子供にはおもちゃは必要不可欠。だからと言って、おもちゃ屋さんで買ったものだけがおもちゃではありません。ですが、「所有」という感覚を理解するためや、物を大切にする心を育てるためにも、その子だけの物を与えてあげることも必要です。

うちの子の場合で恐縮ですが、「鍋」でこんな風に遊んでいます。(鍋ってそもそもおもちゃじゃない!というご指摘は勘弁してください)

  • ままごと道具としてそのままの使い方
  • 裏返して並べてドラムセットに(うるさくてかなわん)
  • 重ねて積み木(笑)に
  • 被ってヘルメットに(首悪くなるわ)
  • ボールを投げ入れる的に
  • ぬいぐるみを入れて船や飛行機、家に見立てて

などなど、子供の想像力は侮れません。

こんな風に、おもちゃでないものでも子供は工夫して遊ぶことができるんですね。

家におもちゃが少ない・・・とお考えなら、とりあえず危なくない台所用品を渡してみるのもいいかもしれませんね。

子供にはおもちゃがいくつ必要?

遊び方が限定されてしまうおもちゃは、子供自身で工夫する余地を与えないものが多いですよね?

ですので、遊び方が決まったおもちゃが10個あって10通りの遊び方しかできないよりは、3種類以上の遊び方ができるおもちゃが2個ある方がいいと思います。

その3種類以上の遊び方ができるおもちゃを2個組み合わせて遊べば、さらに遊び方は広がります。

また、1通りしか遊べないおもちゃでも、親が一緒に子供とコミュニケーションを取りながら遊ぶことによって、子供の能力は上がっていくと思います。

家族限定ルールを作る、勝ち負けがわかる年齢なら、負けた時の面白罰ゲームを考えるなど、楽しく遊ぶポイントはいくつもありますよね?

さらには、子供に学んでほしいことを中心におもちゃを選ぶのもいいかもしれません。例えば、数がわかるようになるおもちゃ、文字に興味が出始めたらひらがなを学べるおもちゃ、ルールを学んでほしいならボードゲームなど。

一通りしか遊べないおもちゃでも、子供が興味があることなら集中して遊んでくれますよ。

子供の発達に合ったおもちゃ選び

モンテッソーリ教具で遊ぶ子供

子供の発達に合ったおもちゃ選びをするには、親にもある程度の知識が必要になってきます。

子供の成長は早く、忙しい中親が勉強するのは全く追いつきません。

また、知育玩具と呼ばれるものは値段もかなり高価なものが多く、子供の発達に合わせて買いなおしていると、とんでもない金額の出費に。

さらに言えば、子供の発達過程が全くわからない状態で、対象年齢だけを参考におもちゃを選ぶと、子供が全く興味を示さずに買ったおもちゃが押し入れへ直行。ってことにもなりかねません。

本当に無駄遣いです。

子供の発達に関してモンテッソーリ教育の生みの親、マリア・モンテッソーリは月齢に応じた発達の課題を「自然からの宿題」と呼んでいます。

子供には月齢、年齢に応じた経験が必要で、それを遊びを通して体験することで次の発達段階へと進んでいくというものです。

子供の発達段階によって、子供が主体となって何をやってみたくなるのか、その内容は異なります。その時期を「敏感期」と言って、ある能力を取得する期間とされているんですね。

一つの能力を取得するとその敏感期は終わり、新たな能力を取得するために敏感期が始まるわけです。一つの敏感期が終わってから、その時期に必要だった能力を習得しようと思っても、敏感期に習得するのに比べて効率は下がってしまいます。

モンテッソーリ教育では、0歳から6歳までを「0歳から3歳までの前期」と、「3歳から6歳までの後期」に分けて、特に重要な時期だと考えています。

未就学児は、遊びによってその発達に応じた能力の取得が大事なんですね。

うん。今から子供の発達の勉強をするのは無理!うちの子はそもそも、そんな段階をきちんと踏んでないかも。とちょっと不安になってきました?

でも、大丈夫です。子供の発達段階が良くわからなくても、おもちゃを選んであげらえる方法があるんです。

そこでオススメしたいのが、子供の発達の段階とその過程で必要な遊びを熟知したおもちゃのプロにおもちゃを選んでもらうことです。

月齢ごとにおもちゃが自宅に届く、おもちゃレンタルサービスなら、家が子供のおもちゃで溢れることなく少ないおもちゃでも、子供が退屈することはありませんよ。

詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。

おもちゃレンタルについてのメリットやデメリット、使うとしたらどのサービスがいいのかなど、子供の発達の段階って何?!って方は要チェックです。

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子供がテレビばかり見るのは良くない?

テレビを見る子供

本当にテレビやYoutubeなどの映像は、子供に悪影響なんでしょうか?

子供のころテレビっ子だった私は、実はテレビが悪いとは思ってないんですよね。ちなみに、ゲームっ子だった主人は、ゲームが悪いとは全く思っていません(笑)

テレビなど映像から得た知識だって沢山ありますし、好きなアニメのキャラクターに夢中になることだって悪くないと思います。

乳幼児に限って言えば、テレビの視聴時間が発達に及ぼすという大きな影響は、今のところ認められていないらしいです。

一方、未就学児童に行ったアメリカの研究では、テレビをつけっぱなしにしている家庭や自室にテレビがある家庭では、相手の思いや感情、要望などを感じ取る力が弱くなることが明らかになっています。

ここでわかるのは、テレビの見方ではないでしょうか?

子供に長時間一人だけでテレビを見せている場合、その間コミュニケーションを取りません。テレビをつけっぱなしにしている場合、テレビの音があるので家族の会話がなくても家がシーンと静まり返ることはありません。

できれば、テレビを親子で一緒に見ながら会話したり、見終わった後にその内容について話たりできるとベストですよね。

でも、実際にずっと一緒にテレビを見るわけにはいきません。だって、子供がテレビを見ている間に片付けたいことがたくさんあるんですから。

そんな時は、テレビを見終わったら時間を割いて、子供と一緒に遊ぶ時間を作ってみてはいかがでしょうか?少しの時間だっていいんです。その時間が濃密な時間だったら、きっと大丈夫。

子供の遊びにテレビを取り入れるには?

家でやっている方法なのですが、子供の興味があることをYoutubeやDVDなどで探して見せています。

宇宙に興味が出てきた子供が「どうして地面に足がくっついているのか?」と疑問を持った時、もう無理やり引力と重力の話をYoutubeで探して見せました(5歳児に中学レベル・・・)

まぁ、理解はできませんけど、映像を見ながらちょいちょい気になった言葉を聞いてきたりします。ってことは、わからないながらも集中して見ている。

もちろん、その後は身近なものを使って説明したり実験したりしますが、子供は興味があることなら結構食いついて知識を吸収しようとしますよね?

それをうまく利用して、身近なものと組合せながら映像も見せるようにしています。

子供の興味があることなら、テレビやYoutubeを見せても、そんなに罪悪感を持たずに見せられると思いますよ。

例えば電車に興味がある子だったら、電車の映像をどんどん見せてあげてもいいと思います。

そこからなぜ電車が動いているのか?駅名に使われている漢字は?距離や速度の関係は?その路線にある有名な山や川は?どんな名物がある?乗務員さんの労働についてなど、どんどん発展させていくことが可能です。

こう見ると、国語や算数、理科、社会。すべての勉強に繋がると思いませんか?

ままごと好きなら料理動画を見せる。家事を手伝ってもらってリアルおままごと。お店屋さんにお金の計算を取り入れる。食材を買いに行って名前や産地を確認する。英語での呼び方を覚える。など、実用的な遊びができますよね。

そうしていくことで、アニメなどほかのテレビ番組を見ながらでも、子供に考える力が備わっていくと思いますよ。

おもちゃが家に少ない。子供がテレビばかり見て困る。なら、独自のアイディアで乗り切ってみてください。子供にヒントを与えると、そこから色々なことに発展していくと思いますよ!